Solitary Place

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陸マガ

また見てしまった
陸上マガジン。
2002年の夏
あと一人で
あと7センチで
僕の名が載ったはずの
陸上マガジン。

100mを11秒台前半で走れるようなスピードも
1500mを3分台で走れるようなスタミナも
僕にはなかったけど
足のバネには自信があった。
だから僕は
トリプルジャンパーになった。
そしてとことん跳躍力を鍛えた。
100キロのダンベルを背負って
何度もジャンプした事もあった。
130段の階段を
片足で何度も登った事もあった。

インターハイに行けるなんて
思ってなかった。
でも
関東大会なら十分に手の届く範囲だった。
関東に行けば陸上マガジンに名が載る。
僕は毎日過酷な練習に耐えた。
関東に行くために。
より高く
より遠くへ跳ぶために。

でも僕は敗れた。
県大会の決勝で。
あと一人で
あと7センチで
関東出場枠に入れたのに。
入賞した事なんて関係なかった。
関東に行けなければ意味がない。
貰ったその場で賞状を破り捨てたい気分だった。

競技者数の異様に多い神奈川以外なら
僕の記録で十分関東レベルの大会に行くことができたことを
後に陸上マガジンを読んで知った。
正直悔しくて仕方がなかった。
僕より弱いやつが
たくさん上の大会に進んでいる。

でも
僕が強くなれたのは
神奈川の、
小田原のあの高校の陸上部に所属していたからであるのも事実。
あのチームメイトがいなければ
意志薄弱な僕が陸上を続けていられた訳がない。
それはわかってる。
だけど
あの時は理屈じゃなく
とにかく悔しかった。

今は負けた事実も納得はしている。
けれど
陸上マガジンを見ると
あの時の悔しさが甦ってくる。
そしてそれがわかっていて
つい手にとって見てしまう。
なんでだろう。

嗚呼、陸上マガジン。



※まあおかげで、負ける事の大切さもそれなりに知る事ができたけどね。
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by hiroro_special20 | 2005-09-16 22:50 | 随想

When Jesus heard what had happened, he withdrew by boat privately to a solitary place. <Matt14:13>


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