Solitary Place

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背中で泣いてる男の美学

こんな夢を見た。

夜中に目を覚ますと(夢の中で、という事だけど)、枕もとに着物を来たおかっぱの女の子が立っている。40センチくらいの日本人形だ。子どもの人形にしては胴回りがほっそりとしていて、どちらかというと大人をそのままミニチュアにしたような感じだったけれど、髪型やふっくらとした顔立ちから、子どもだと分かった。それは何をするでもなく、表情のない顔をしてじっと僕を見下ろしている。

目を覚ますと(今度こそ本当に)、枕もとに人形はいなかった。あるのは東急ハンズで買った210円の黄色い目覚まし時計だけだ。けれど夢と現実の境界が曖昧で、まだ頭のあたりに何かいるような気配を感じて、少しぞっとした。再び眠りにつくのに時間がかかった。


まあたいした夢じゃないのだけど、それで幼い頃によく泊めてもらった祖父母の家の八畳間を思い出した。そこにもやはり日本人形があり、ガラスケースに入ったそれは、子どもではなく紫の着物を着た舞妓さんだった。

僕は、その人形が嫌いだった。今にも動き出しそうな気がしたからだ。実際、その部屋で寝た時にはその人形が動く夢を何度か見た。

先日見た夢と同じように、夢でも僕は眠りについた時と同じ部屋の同じ布団の中にいて、隣には母がいて、その奥には弟もいる。僕は三列に並んだ布団の一番端、人形のすぐ隣に寝ていた。そこで人形はくるくると踊っていた。僕を驚かそうとかする意図はないらしく、ただひたすらに踊っていた。僕の事なんか意にも介していないようだった。それでも僕はそこを離れたくて母の布団に入ろうとするが、その間には黒い、蟻のような虫の行列がここを渡るなと言わんばかりに群を為してうじゃうじゃと移動している。結局僕は動けない。外からは何故か低い呻き声が聞こえる。



たぶんそれは悪夢の部類に入る代物だったと思う。
でも、小学校にあがる前だったかな、当時の僕は結構鈍くて、
それほど強い恐怖は感じなかった。
そりゃ怖かったけどね。


つまり僕が言いたいのは、
ちょっとした事で昔の記憶って蘇るもんだ、って事さ。




※ただの昔話さ。
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by hiroro_special20 | 2006-04-29 15:40 | 日常

When Jesus heard what had happened, he withdrew by boat privately to a solitary place. <Matt14:13>


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